椎間板ヘルニアの手術方法、入院日数、保険適用の有無などをご案内いたします。
椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは


症状
後方へ(脊椎管の側)突出した椎間板が神経を圧迫すると腰痛だけでなく下肢に痛みが生じることがあります。症状が進行すると下肢の力が入りにくくなり、つまづきやすいなどの運動障害が起こります。また、ヘルニアによる神経の圧迫が強くて馬尾と呼ばれる神経が傷つくと、排尿や排便の障害を生じることがあります。痛みやしびれなどの症状は、腰の前屈動作(前かがみ)や椅子に座った時に強くなることが多いです。
外側に突出するなど特殊なタイプのヘルニアもありますので、椎間板ヘルニアに対しては早期の診断と治療が必要です。適切な治療にも関わらず下肢の痛みが治らない場合、下肢の麻痺が進行する場合や前述の排尿、排便障害が出てくるような場合には、手術が必要になります。
治療法
脱出したヘルニアは自然消失することもありますので、必ず手術になるという訳ではありません。ただ大きいヘルニアで足の筋力が落ちて下垂足(ドロップフット)になったり排尿障害がでたものは絶対的手術適応になります。痛みやしびれに対しては、まずは内服薬や神経ブロックの治療を開始することになります。どうしての痛みが強い、仕事など社会生活に早く復帰しなければならない時は相対的適応として手術をすることになりますが、最近手術と神経ブロックの中間療法としてヘルニコアが保険診療で可能になりました。
当院では自費診療で日帰りできる手術であるPLDDを行っていま
手術方法
椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)
手術室でレントゲン透視装置を使い、局所麻酔で針を刺して椎間板内に酵素(コンドリアーゼ)を注入する治療法です。酵素が椎間板内で働きヘルニアの圧を下げて神経の圧迫を緩める効果があり、有効性は70%程度と報告されています。薬剤アレルギー(アナフィラキシー)が起こることが稀にありますので1泊入院となります。またこの治療法は1回のみ可能です。
MED:内視鏡下椎間板切除術
直径16mmの筒の中に内視鏡を入れて、ハイビジョンモニターで見ながら脱出したヘルニアを切除する手術法で、当院では開院時からこの術式を導入しています。
FELD:全内視鏡下椎間板切除術
直径8mmの内視鏡により、さらに小皮切での手術を可能にした内視鏡手術方法です。内視鏡先端から水が出て還流しながらヘルニアを切除します。当院では令和2年から導入しています。(下図)
※ヘルニアのタイプによって(巨大なヘルニアや狭窄症を伴う場合など)は、内視鏡手術は適応されず小切開でのヘルニア切除となる場合があります。

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