当院では一般の整形外科疾患にも対応しますが脊椎外科専門医が在籍し腰痛、坐骨神経痛を適切に診断、治療を行います。
腰痛は特異的腰痛と非特異的腰痛があります。特異的腰痛は器質的疾患(腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、骨折、感染症など原因疾患)に伴う腰痛のことです。
当院では腰椎椎間板ヘルニアに対して日帰りが可能であるPLDD(詳細はこちら↓)を行っています。
非特異的腰痛は、Red Flags(重症疾患を示唆する条件:表①)と神経症状(下肢、足の痛みしびれなど)の症状がない腰痛のことをいいます。
従来は、腰痛の8割はこの非特異的腰痛とされていました。しかし、身体所見や画像やブロック注射など、検査所見から適切に診断すれば、原因が特定できる場合があります。
非特異的腰痛のなかで原因となるものが、主に3つあります。

(重症疾患を示唆する条件:表①)
非特異的腰痛の原因となる3つの腰痛

①椎間板性腰痛
椎間板が変性・損傷し、痛みが出ている状態です。変性自体は、痛みを伴わない場合もあります。前かがみで痛みが出ることがあります。MRIでは、椎体終板変性を表すModic changeや、椎間板繊維輪の亀裂を表すHIZ(High Intensity Zone)などの所見が見られる場合があります。 治療法には、保存治療と手術治療があります。保存治療では、鎮痛薬などの内服薬や、運動療法などのリハビリテーションを行います。当院では、再生医療としてPRP投与を行っています。手術治療では、固定術や内視鏡手術を、当法人で実施しています。
②椎間関節性腰痛
脊椎背面にある関節が変性・変形し、痛みが出ている状態です。腰を後ろに伸ばすときに痛みを感じたり、左右に腰を曲げる際に痛みが出る場合は、椎間関節性腰痛の可能性があります。検査は、レントゲンやMRIを行います。 治療は、主に保存治療とリハビリテーションです。変形が進み、神経症状が出現する場合には、手術を行う場合もあります。当院では、痛んだ椎間関節に幹細胞投与やPRP投与を行っています。

③仙腸関節障害
仙腸関節は、骨盤を構成する仙骨と腸骨の間の関節で、痛みが出ることで腰痛が生じる場合があります。痛みは、骨盤の後ろの出っ張り(上後腸骨棘)周辺や鼠径部に感じることが多く、下肢の痛みを伴う場合もあります。 治療法には、保存治療(投薬、ブロック注射など)、リハビリテーション、手術治療(固定術)があります。これらの痛みに対して、当院では新たな選択肢として、痛みのある椎間板や椎間関節、仙腸関節にPRPや幹細胞の投与を行っています。
文献によると、PRPに関しては、椎間板性腰痛において短期的な痛みの改善がブロック注射と同等の効果を示し、6か月から12か月にわたる長期的な疼痛の改善がみられたとの報告があります。ただし、画像上の変化は少ないようです。一方、ブロック注射でも痛みの改善が期待できますが、使用するステロイドには炎症を抑える効果がある一方で、感染リスクの増加や軟骨変性進行のリスクがある点に注意が必要です。
また、当院では各種疼痛に合わせた自費リハビリテーションも行っています。再生医療のみでは症状の改善が難しい場合もあるため、リハビリテーションと組み合わせることで、症状の改善や再発防止を目指します。保険医療では1日当たりのリハビリ時間や期間が限られていますが、自費リハビリテーションでは保険診療の枠にとらわれず、患者様一人ひとりのニーズに応じた治療を提供することが可能です。
肩痛や膝痛など一般の整形外科疾患にももちろん対応いたします。それらの疾患にも保険診療、再生医療、レーザー治療をおこなっております。
当院で行う治療法について

幹細胞治療
幹細胞は、損傷した細胞を修復し、新しい細胞を生み出す細胞。間葉系幹細胞(MSC)は、骨や軟骨、神経などの再生医療に活用されています。
5月頃開始予定

PRP療法
PRP療法は、自身の血液から抽出した多血小板血漿を注入し、成長因子で組織修復を促す再生医療で、関節炎やスポーツ外傷などの治療に用いられます。

PLDD治療法
PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)は、切開不要・局所麻酔で行う椎間板ヘルニアの治療法。短時間で済み、日帰り可能な体に優しい選択肢です。

半導体レーザー
低出力の半導体レーザー光が細胞を活性化し、痛みや炎症を緩和します。麻酔不要で血行や組織修復を促し、幅広い症状に対応可能な安全な治療です。